
● Mort à l'écran (Live From Death Row)/ 死刑の実況中継
監督:Alexis FERREBEUF
フランス / コメディ / 2005 / ‘23”57
過去に過ちを犯した元ボクサー。男は死刑が言い渡され、迎えたその日、看守達に連れられて重い扉を開けた向こうに待っていたのは、テレビ番組だった。視聴者が最後の審判を下すその番組。文字通り、男の命を賭けたテレビ出演が始まる。
番組の司会者役には「キャットウーマン」、「マトリックスリローデッド」、「〜レボリューション」のランバート・ウィルソン。奇想天外なテレビ番組を軽快なタッチでユーモラスに送るブラックコメディー。
彼の運命を決めるのは、あなただ。
---------------------------------------------------------
『極楽浄土へ一直線』
死刑。
もし、あなたがそう言われたらどうしますか?
絶対的な絶望感に襲われ、何の気力もなくなるでしょう。どうせ逃げても捕まるし、どうせ死ぬならコロッと死にたいですが、劇中のような電気椅子でコロッと死ねるでしょうか?もし、「グリーンマイル」みたいな事があれば正に生き地獄。地獄の仏になるのを待つばかりか。
一方、日本の死刑は、お馴染みの首吊り。13階段を登って首を吊られる。そして、首を吊られた瞬間に首の血管や頚椎が切れるそうです。
しかし、首を吊って約10分は心臓が動いているのだとか。その10分間もまた地獄に仏待ち状態なのか?それは誰にも分からない。
ギロチンみたいに一瞬ならと思いますが、ある死刑囚は首が落ちた後、死刑執行人の呼びかけに答えて、二度まばたきをしたんだとか。
じゃあ、結局楽な死に方はないのか。
いやいや、それより、生きて罪を償うことを考えましょう。死刑囚じゃあ、地獄に仏も降りてきませんよね。
プログラムI-Bより…
上映:8月6日(日)12:00〜

● Fingerprint / フィンガープリント
監督:Cho Gyu-Oak
韓国 / フィクション / 2004 / ‘21”20
コピー屋で働く少年の元にやってきたあざのある謎の女。
彼女が依頼したコピーは、自分のあざの証明書だった。
女性と上手く接することが出来ない少年は、
次第に過去のトラウマに取り憑かれていく。
---------------------------------------------------------
『これも一つの愛』
繊細な青年の心の中に閉ざされたはずの、狂った愛の思い出の断片。
彼の日常生活の中でフラッシュバックのように再現される。その思い出ははたして現実か非現実か?観客を彼の精神世界にダイブさせる、異色作。
彼には、以前自分の愛した恋人を殺してしまった記憶があった。それが故意であったか過失であったか、はたまたそれが彼の愛ゆえにの行動だったのかは、彼のみの知るところである。が、衝動で殺してしまったというその事実は彼の心に深い傷跡をのこしたのだった…。
時は流れ、彼はコピー屋で一人働いていた。ある女性が彼に好意を抱き、客としてアプローチしてくるのだった。戸惑いながらも彼女との距離が縮まってゆく。青年は同じ過ちをもう一度繰り返すのだろうか?
ほとんどセリフに頼ることなく、画面で展開を説明しているので、非常に青年の精神面が垣間見えるスピリチュアルな雰囲気があるこの作品。
過去にあった愛した女性との官能的なシーンはまさに美しいの一言に尽きる。その揺らめくような幻想的な空間に軽く酔い、本当は幻なのではないか、と疑いを抱いたところで現実に引き戻される、そんな監督の憎い演出が目立った。
プログラムAI-Dより…
上映:8月5日(土)17:00〜