初めまして!
ボランティアスタッフの
柳内です。
今日は私のお気に入りな1本を紹介したくて、
ココに初めて書き込ませていただきます。
そのお気に入りの1本とは、アカデミープログラムの
「J’Attandrai Le Suivant(次の方、お待ちしてます)」これは、ひと駅分のストーリー。
仕事帰り、いつもの時間、単調な毎日に
すっかり表情を失くした一人の女性が電車に乗り込んできます。
すると突然、一人の男性が乗客に向かって自己紹介を始めます。
名前、年齢、職業、年収・・・。
聞いている限り、申し分ないこの男性が求めるのは「愛」。
彼の話を聞いているうちに、
女性らしさを取り戻していくかの様に、
みずみずしく輝いてゆく彼女の表情の変化が
とっても印象的なんです。
そして、電車を降りた瞬間、
彼女の表情がまた最初のシーンに逆戻りするのがおもしろい。
それだけ彼女のピュアさが現れているんだけど、
純粋な心をもてあそぶなんて!
フランスらしいユーモア、なのでしょうか?
●Orizuru / オリヅル 監督:嵜野準也
14:12 / ドラマ / 2006 / 日本・アメリカ
政治的混乱の最中、ある外交官が
第二次世界大戦の数年前に広島へ渡り、
美しい日本人通訳と恋に落ちる。
彼が母国に帰れば、この恋は終わってしまう。
だが残ったとしても、彼女を破滅に導くだけなのだ。
-------------------------------------------------------------
「総数の5%、この数字は20年前と比べると約10倍。」
何の事か分かりますか?
このデータは日本における国際結婚の数値です。
今、日本では、国際結婚がブームとなりつつあります。
小栗左多里さん原作で外国籍夫との結婚生活を描いた漫画
「ダーリンは外国人」が大ヒットするなど、
国際結婚が広く浸透してきているのは事実と言えるでしょう。
この国際結婚が日本で話題になり始めたのは、
バブルの真っ只中でした。
理由としては、円高の影響から海外に出かける人が多くなり、
次第に外国人との恋愛や結婚に障壁を感じない人が
多くなったからだそうです。
また、この時期の東北地方の農家では、
後継ぎのところに嫁いでくる女性が少なくなり、
「嫁不足」ともいわれました。
そこで打開策として、農協や自治体が協力し、
中国やフィリピンなど、経済状態が日本より低い国に
結婚相手を求める動きが強まりました。
そうして「お見合いツアー」が企画され、一定の成果も挙げました。
そのため、日本人男性の国際結婚の場合、
ブラジル系やアジア系など非白人女性を妻にもつ男性が
全体の82.8%を占めています。
このように、昔は主に日本人男性と外国人女性との国際結婚でしたが、
最近は少し違ってきているようです。
2003年の厚生労働省の統計によれば、
日本人女性と外国人男性の国際結婚の数が27,881組、
日本人男性と外国人女性の数は8,158組で3倍以上の差があります。
つまり、今では日本人女性の方が国際結婚に
より興味を抱いている、という事です。
その証拠に、日本人女性の場合、
非白人男性よりも白人男性を夫に持つ女性の方が多い、
ということが判明しています。
日本人女性の間では、欧米系に人気が集中していると言えますね。
この映画「オリヅル」も国際結婚を望む男女が登場します。
偶然なのか、この二人も日本人女性とアメリカ人男性のカップルです。
今では国際結婚にハードルを感じる事もなくなったかもしれませんが、
戦時中の1945年はそうではなかったでしょう。
戦争の中で生きる二人の話なので、重い空気になりがちですが、
今と昔の国際結婚の違いなども頭において観てもらいたい作品です。
SSFF & ASIA 2007受賞作品プログラムAより…
上映日時:8/4(土)18:30〜 / 8/5(日)16:30〜