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アカデミープログラム●『Maestro / マエストロ』  

Maestro ●Maestro / マエストロ
2007年アカデミー賞短編
アニメーション部門ノミネート


監督:Géza M Tóth
4:46 / アニメーション / 2005 / ハンガリー

大舞台の幕明けまで、あと5分。
舞台裏では「マエストロ」が出番を前に準備中。
さあ、いよいよカウントダウン、3.2.1・・・。

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驚愕(?)のラストシーンもさることながら、
「マエストロ」の中で特に印象に残るのが、そのアニメーションのリアルさだ。
キャラクターの動きや表情、グラスに反射する照明の光や陰影まで、秀逸である。
これらの映像のすべてがパソコンの中で創り上げられたとは信じられないほどだ。

今回、監督が使用したのは、
3DCG(三次元コンピュータグラフィックス)と呼ばれる手法。
コンピュータ上で絵を描くように制作していく従来の
2DCG(二次元コンピュータグラフィックス)とは異なり、
3DCGの制作はプラモデルを作るための設計図を描いて
コンピュータに組み立てさせるというような感覚に近いそうだ。
完成した画像に大きな違いはないのだが、
一度作った情報からあらゆる角度の画像が簡単に、
しかも大量に作り出せるというのが3DCGの大きな特徴。
その利点を生かして、現在ではアニメーションやビデオゲームなどの
動画に盛んに取り入れられている。

ところで、世界で初めて本格的にCGが使用された映画は、
1982年にウォルト・ディズニーが製作したSFファンタジー「トロン」だそうだ。
コンピュータ内の仮想世界を表現する方法としてCGが導入され、
CGの映像表現の可能性を示した。

日本でも1980年代の始め頃から活用され、
特に1986年からの「オレたちひょうきん族」のオープニングCGは
現在から見てもまったく遜色ないほどの出来栄えだったという。
かつては特殊なコンピュータを使用する大変高価な技術であったのだが、
パソコンの高性能化によって低コストでの作業が可能になり、
急速に広まっていった。

次世代の映像を担う3DCGの技術。
ゲーム・アニメ大国と呼ばれている日本においては
さぞや進んでいるのだろうと思いきや、
今のところ映画大国アメリカに大きな溝を空けられているのだそうだ。

もちろんハリウッドとの資金的格差も背景にはあるが、
手描きの絵を好む日本人の国民性も関係しているという。
また、浮世絵に代表されるように古来から平面的な絵に親しみ、
歌舞伎の止めや見得に見られるような一瞬を誇張してきた伝統が、
滑らかで立体的な映像を得意とする3DCGとは
必ずしも呼応しない部分がある。

しかし、日本人には新しい物好きで
新旧を自分たちに合うように上手に融合して消化するという得意技もある。
これからさらに進化していくであろうCGの技術を
日本なりにどのように料理していくのか。非常に楽しみである。


アカデミープログラムより…
上映日時:8/3(金)16:00~・8/5(日)12:30~

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