スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

I-D●『Before Dawn / 夜明け前』 

beforedawn4.jpg


● Before Dawn / 夜明け前
監督:Bálint Kenyeres
ハンガリー / ドラマ / 2005 / 12:40

誰もいない夜明け前の小麦畑。その水面下では様々な期待と不安が広がっていた。でも儚い夢はなかなか叶わないもの…。

---------------------------------------------------------

『共産主義の空の下』

見渡す限り一面に広がる小麦畑から、静かに幕を開ける「Before Dawn / 夜明け前」。2005年度カンヌ映画祭の短編部門にノミネートされた作品だけあり、芸術的な映像と抜群のシナリオに、最初から最後まで心を奪われてしまいます。一言も台詞がないにもかかわらず、当時のハンガリー国民の切実な想いが力強く伝わってきて、それは言葉の無力ささえ感じてしまうほど。

第二次世界大戦に敗戦したハンガリーは、当時のソ連に国を占領され、その後1989年に共和国となるまでの約40年間、共産主義国として統治され続けました。そうした過酷で不自由な生活から逃れるために、リスクを負ってまで他国への移民を願った人々。「Before Dawn / 夜明け前」のストーリーの根底には、そうした歴史的背景が秘められています。

大辞林の辞書によると、共産主義とは、『財産の私有を否定し、すべての財産を共有することによって、平等な理想社会をつくろうという思想』のこと。20世紀に共産主義を採用した国家の多くは、共産主義によって、「皆が等しく自由に、豊かになる」と唱えながらも、「皆が等しく束縛され、貧しくなる」という最悪の結果をもたらしました。

自分の意思で将来を築くことができる、豊かで自由な国に生まれ育った現代日本人にとって、共産主義社会とは、教科書に出てくる程度の認識しかないかもしれません。それだけに、実際どれほど辛く大変な暮らしを強いられるものなのかを、完全に理解できなくても仕方がありません。

でも、そうした知識だけでも頭の片隅に置きながら、「Before Dawn / 夜明け前」を鑑賞すれば、本作品がいかに奥深く、完成度の高いものであるかが、より鮮明に見えてくるはずです。ぜひ、本作品の映像美とシナリオを通して、当時のハンガリー国民の切なる想いを感じとってみてください。

プログラムI-Dより…
上映:8月5日(土)11:00~
スポンサーサイト

こちらこそ ありがとうございました 
[2006/10/27 16:42] 内田 [ 編集 ]

>内田 佳奈子 さま

こちらこそ、コメントいただきありがとうございます!
不躾ながらも勝手にトラックバックしにいき、失礼いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします!

トラバありがとう 

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://eigasai.blog55.fc2.com/tb.php/58-12c6e0bf











上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。