
● Happiness / ハピネス
監督:松浦善之助(Zennosuke Matsuura)
日本・インドネシア / ドラマ / 2004 / ‘19”54
バリ島版“初めてのおつかい”。アリとプトラの姉弟は、バスに乗って街へ出かける。それは、小さな冒険がいっぱいの旅。アリは姉としての誇りに目覚め、成長していく。
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『インドネシアン・ハピネス』
異国情緒たっぷりなのに、どこか懐かしさも感じるインドネシア・バリ島の風景。このアジアの楽園を舞台にした「Happiness / ハピネス」は、現地の幼い姉弟が繰り広げる微笑ましい大冒険の様子を、穏やかな風と共に運んでくれます。
バリ島といえば、世界各地から訪れる人が後を絶たない屈指の観光地。実は、インドネシアには約13000もの島が存在すると言われているのですが、どうしてバリ島だけ世界的に人気のある観光スポットになったのでしょうか?
その魅力の源は、美しいビーチのある海岸部よりも、むしろ山間部に潜む神秘性にあるようです。そこで育まれた伝統・芸能・文化・芸術に、バリ島本来の魅力の秘密が隠されているのだとか。確かに、有名なバリ舞踊を例に挙げてみても、神に捧げる奉納舞が起源というだけあって、その独特の表情と動きに魅せられる人も少なくありません。
このように、海と山の魅力を兼ね備えたバリ島。でも、「Happiness / ハピネス」は、そんな典型的なイメージの裏側に潜む第三の魅力、すなわち現地の人々の日常を垣間見ることができます。
主人公は、初めて2人きりでのおつかいを任された幼い姉アリと弟プトラ。2人にとっては、自宅と街との距離がとっても遠く感じたり、両親が傍にいないことが不安だったり…。そんな子供らしい心情が、彼らの視点からとてもリアルに表現されていて、思わず自分の幼少期と重なり、懐かしい気持ちでいっぱいになります。そして、2人が困った時に助けてくれる地元の人々も、心から純粋でとても親切。「Happiness / ハピネス」は、都会では失われつつある人と人とのつながりの素晴らしさにも、素直に気づかせてくれます。
そんな優しさがいっぱい詰まった「Happiness / ハピネス」。普段の生活に少し疲れた方や、やすらぎを求めているそこのあなたは、ぜひご鑑賞ください!バリ島の穏やかな風と地元の人々の温もりが、きっとあなたを癒してくれますよ。
プログラムN-Bより…
上映:8月5日(土)19:00〜