●Epilog (Epilogue) / エピローグ 監督:トム・ティクヴァ
12:00 / ドラマ / 1992 / ドイツ
自分自身の記憶に裏切られた男の物語。
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今年のドイツプログラムは熱い!
中でも印象に残ったのは、
小説の様にストーリーを展開させて、驚きのエンディングまで突っ切る、
「Epilog(Epilogue) / エピローグ」。
監督は昨年公開の「パフューム」で
有名になった、トム・ティクヴァ。
興奮さめやらぬ内に、この作品を紹介します!
ドイツ出身のトム・ティクヴァ監督は
11歳の頃から映画作りを始めた。
自主制作の映画を名刺代わりとして、数多くのフィルム・スクールに
作品を提出するも、受理されることは無く、
ベルリンの映画館で8年間、映写技師として働いたという経歴を持つ。
そんな彼を一躍有名にしたのが、
記憶に新しい2006年公開の映画
「
パフューム ある人殺しの物語」である。
18世紀のパリを舞台にした小説
「香水 ある人殺しの物語」の映画化であるこの作品では、
750人を超える過激な性描写が話題となり、
テレビCMでは、問い合わせが殺到したため、
そのシーンが入っていない別バージョンに
CMを差し変えるなどの逸話が生まれた。
映画「パフューム」以前の1992年に撮られたのが、
今回ドイツプログラムに選ばれている、
「Epilog(Epilogue)/エピローグ」である。
題名のエピローグとは
「詩歌・小説・戯曲などで、結びの部分(広辞苑)」
とされているが、その名の通り、
映画の結末にこの作品の全てが凝縮されている。
ストーリーはまず結果から始まり、
そこに至るまでの過程を回想するという、
時間を逆上るものとなっている。
このような内容の映画やドラマはいくつかあるが、
彼は私達の期待を大きく裏切ってくれる。
結論を言わずにそれを説明するなら、
パラレル・ワールドと言った感じだろう。
一つの物語で同じ時間に二つの物語が存在する。
それがこの「Epilog(Epilogue)/エピローグ」である。
作品時間は12分と短いが、
彼らしいドンデン返しの様なエンディングが待っている。
パンフレットには「自分自身の記憶に裏切られた男の物語」
と書いてあるが、この作品のミソは裏切られるという事だろう。
エンディングを推理しながら見るのもまた、
面白いのではないだろうか。
ドイツプログラムより…
上映日時:8/4(土)14:30〜