[2008/11/23 07:59]
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 ● EL GRAN ZAMBINI (THE GREAT ZAMBINI) / 偉大なるザンビニ 監督:Igor Legarreta / Emilio Pérez スペイン / ドラマ / 2005 / ‘14”54 街の外れでトレーラー生活をする少年と両親。 少年は頼りないお父さんにうんざりで、少し反抗期。 そんな少年の心をつかもうと、お父さんはある作戦に乗り出した! --------------------------------------------------------- 『ちいさなお父さん』 このコラムを書く前に、 私はティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の 「チャーリーとチョコレート工場」という映画を見た。 ウィリー・ウォッカのチョコレート工場に、 選ばれた5人の子供が招待されるというストーリー。 キテレツなチョコレート工場の内部がとにかく面白く、 最後に家族の温かさにつなげるところが美しい。 カスタマーレビューを読んでいると、 この映画を見た人に意外に人気なのが、 小人のウンパルンパだ。 実質、工場の運営を任されている ウンパルンパが、映画の重要な部分で、 突然、コミカルに歌いながら踊りだす。 これ、誰が演じてるんだ? って気になった人も多いと思うが、 調べてみると、アメリカの人気俳優DEEP ROY氏が、 なんと!ひとり165役をこなしているそう。 このウンパルンパを好演するDEEP ROY氏。 ご覧になった方は分かると思うが、 身長が平均より大幅に小さいdwarfism(小人症)。 これは遺伝というよりは突発的に起こる症状らしい。 ベラスケスの有名な絵画 「ラス・メニーナス(宮廷の侍女たち)」にも dwarfismの女性が、侍女のひとりとして登場する。 王女マルガリータのとなりに 付き添っているおばあさんがそうだ。 さて、前置きが長くなったが、 「偉大なるザンビニ」の紹介に入りたい。 この映画は、前述のようなdwarfismの父親と その息子の心の交流の物語だ。 スペインの町はずれのキャンピングカーの中で暮らす 親子3人の生活が、どこかせつなく、 それでいてやさしいタッチで描かれている。 家族モノは泣かせるものが多いが、 これもそのひとつ。 ジュワーっと心に感動が広がる 作品であることには、間違いない。 プログラムI-Aより… 上映:8月5日(土)13:00〜
 ● Inside / インサイド 監督:PARK In-chul 韓国 / ドラマ / 2004 / ‘13”00 クジ売り場で働く彼女は「手」で相手を理解できるように。ある美しい手を持つ男に惹かれた彼女のとった行動とは… -------------------------------------------------------- 『一味違う韓国映画』 クジ売り場という箱の中から見る社会の風景。まずこの設定に私は強く興味をひかれました。そこで働いているうちにこうなったのか、もともとの性格にその仕事があっていたのかはわかりませんが主人公はかなりの妄想家でステキです。 「手フェチ」の変態女性にはもってこいでしょう。笑 内装のセットに少し違和感は感じるが、効果音も含め感情の変化によって模様を変えるなど制限のある中で効果的につかっているところに注目してほしい。 そして、急展開に話が真逆の方向へむかっていくのも流行なのでしょうか、いいです、かなり。最後に主人公にとっての幸せが、、、観る者を複雑な気分にさせるのもねらいでしょう。あとは観て楽しんでください。 限られた制作費用でここまで楽しめるのはまさにアイデア勝利だとこの作品をつくった方達に拍手を送りたいと思います。クオリティなど抜きに単純に楽しめ、韓国映画の印象がまた変わりました。「オールドボーイ」なんかはヤリ過ぎ感があって私には少し抵抗があるのですが、この作品は短編だけにあそこまではエグれなくてかえってよかったのでしょう。 ところで、韓国映画ってどこまで本気なんですかね?ドラマも含めて全て本気にみえてしまって私にはどうも入り込めない感があるのですが。(ヨン様ファンには申し訳ない。) 韓国人だってイロイロだからもっと観ていけばこのようないい作品に出会えるって事でしょうね。今後が楽しみ!  元山 プログラムAI-Cより… 上映:8月4日(金)17:00〜
 ● Mort à l'écran (Live From Death Row)/ 死刑の実況中継 監督:Alexis FERREBEUF フランス / コメディ / 2005 / ‘23”57 過去に過ちを犯した元ボクサー。男は死刑が言い渡され、迎えたその日、看守達に連れられて重い扉を開けた向こうに待っていたのは、テレビ番組だった。視聴者が最後の審判を下すその番組。文字通り、男の命を賭けたテレビ出演が始まる。 番組の司会者役には「キャットウーマン」、「マトリックスリローデッド」、「〜レボリューション」のランバート・ウィルソン。奇想天外なテレビ番組を軽快なタッチでユーモラスに送るブラックコメディー。 彼の運命を決めるのは、あなただ。 --------------------------------------------------------- 『極楽浄土へ一直線』 死刑。 もし、あなたがそう言われたらどうしますか? 絶対的な絶望感に襲われ、何の気力もなくなるでしょう。どうせ逃げても捕まるし、どうせ死ぬならコロッと死にたいですが、劇中のような電気椅子でコロッと死ねるでしょうか?もし、「グリーンマイル」みたいな事があれば正に生き地獄。地獄の仏になるのを待つばかりか。 一方、日本の死刑は、お馴染みの首吊り。13階段を登って首を吊られる。そして、首を吊られた瞬間に首の血管や頚椎が切れるそうです。 しかし、首を吊って約10分は心臓が動いているのだとか。その10分間もまた地獄に仏待ち状態なのか?それは誰にも分からない。 ギロチンみたいに一瞬ならと思いますが、ある死刑囚は首が落ちた後、死刑執行人の呼びかけに答えて、二度まばたきをしたんだとか。 じゃあ、結局楽な死に方はないのか。 いやいや、それより、生きて罪を償うことを考えましょう。死刑囚じゃあ、地獄に仏も降りてきませんよね。 プログラムI-Bより… 上映:8月6日(日)12:00〜
 ● Fingerprint / フィンガープリント 監督:Cho Gyu-Oak 韓国 / フィクション / 2004 / ‘21”20 コピー屋で働く少年の元にやってきたあざのある謎の女。 彼女が依頼したコピーは、自分のあざの証明書だった。 女性と上手く接することが出来ない少年は、 次第に過去のトラウマに取り憑かれていく。 --------------------------------------------------------- 『これも一つの愛』 繊細な青年の心の中に閉ざされたはずの、狂った愛の思い出の断片。 彼の日常生活の中でフラッシュバックのように再現される。その思い出ははたして現実か非現実か?観客を彼の精神世界にダイブさせる、異色作。 彼には、以前自分の愛した恋人を殺してしまった記憶があった。それが故意であったか過失であったか、はたまたそれが彼の愛ゆえにの行動だったのかは、彼のみの知るところである。が、衝動で殺してしまったというその事実は彼の心に深い傷跡をのこしたのだった…。 時は流れ、彼はコピー屋で一人働いていた。ある女性が彼に好意を抱き、客としてアプローチしてくるのだった。戸惑いながらも彼女との距離が縮まってゆく。青年は同じ過ちをもう一度繰り返すのだろうか? ほとんどセリフに頼ることなく、画面で展開を説明しているので、非常に青年の精神面が垣間見えるスピリチュアルな雰囲気があるこの作品。 過去にあった愛した女性との官能的なシーンはまさに美しいの一言に尽きる。その揺らめくような幻想的な空間に軽く酔い、本当は幻なのではないか、と疑いを抱いたところで現実に引き戻される、そんな監督の憎い演出が目立った。 プログラムAI-Dより… 上映:8月5日(土)17:00〜
 ● Milja / ミリヤ 監督:Maria Lappalainen フィンランド / ドラマ / 2005 / ‘20”40 フィンランドの片田舎で母親と2人で暮らすミリヤ。そこへ、別居していた父親が戻って来た。幸せな家族の時間も束の間…。子供の目を通して見る社会問題。あなたも一緒に考えてみて下さい。 --------------------------------------------------------- 『伏線を張る』 「ストーリーを考える上で非常に大切なのが、話の中に伏線を盛り込むことだ」ということを聞いたことがある。推理小説はもちろんのこと、何らかの解決がある話には、必ずと言っていい程、伏線が張られているものだ。 例えば、映画「シックス・センス」。あの話には、ラストに大きな秘密が隠されているわけだが、ラストに至るまでに、その秘密につながる伏線がさりげなく散りばめられている。そのさりげなく提示されたものが、秘密が明かされた時に、心の中でひとつずつ解決していく、それが、私は物語を面白いと思う瞬間だと思う。 「伏線」の話をもう少し。ちょっと硬いが、定義から。 伏線とは「後の方で述べる事柄を、あらかじめ前の方でほのめかしておくもの」(広辞苑) ●理想的な伏線…読者や観客が、真実を知った時に「あぁ、そうつながるのか!」と思えるのがよくできた伏線。解決されない伏線はNG。 ●伏線の強弱…伏線が弱すぎると解決した時にそれに気がついてもらえないのでNG。逆に、強すぎると真実に達する前にばれてしまうのでNG。 ●伏線を張るタイミング…伏線を張るのが遅すぎると効果は薄れてしまうし、早すぎると忘れられてしまう。見る者の意識に残っている間に解決させてしまわないといけない。 実は、伏線をうまく張るということは難しく、それを気づかせるということは至難の技なのだ。 と、まあ、伏線のことをあれこれと書きつらねつつ、そろそろ本題。 これは、ミリヤという少女が出てくる北欧フィンランドの作品。なぜこんなに伏線の話ばかりするのかというと、この作品の伏線の張り方がすごく上手い!と私は思ったから。たった20分そこらの話なのだけど、さりげなく提示される伏線が、巧みに最後につながる、よく練られた作品なのです。 みなさまも、ぜひ見てみてこの面白さを感じて下さい。 プログラムI-Cより… 上映:8月5日(土)21:00〜
 ● Going Home / 帰郷 監督:Chong Yew Fei マレーシア / ドラマ / 2005 / ‘13”53 長い間家を空けていた娘。切ない事情を隠しつつ、失いかけたものを求めて父と母の元へ帰郷する。彼女の帰郷がもたらしたものとは…。 -------------------------------------------------------- 『“赤”の魅力』 緑に囲まれた小道や空き地を、あたたかな風が通り抜けるマレーシアの田舎町。 「Going Home」のオープニングから流れるゆるやかなメロディーに身をゆだね、癒しの時間に入ったかと思いはじめたころ、突然鮮やかな“赤”が目に飛び込んでくる。穏やかな風景に異彩を放つ“赤”。映像をキリリとひきしめる瞬間だ。 多民族国家であるマレーシアには、中国系の人も多い。マレー系が約6割、中国系はそれに続いて約3割をしめるという。中国人移民とマレー人の間に生まれた人々を「ババ・ニョニャ」と呼び、新しい社会も築かれた。マレーシアのいたるところで中国の匂いを感じるのも、不思議ではない。 中国人社会では、赤が印象的だ。チャイナドレスの赤、提灯の赤、そして中国寺院の赤。中国の人にとって“赤”は、幸福や富貴を意味するという。人々のこころの拠り所に、“赤”はあるのだ。 マレーシアにも多くの中国寺院があり、その色がまぎれもなく息づいている。たとえば、とびっきり赤い夕陽が見られるというマラッカには、マレーシア最古の中国寺院、チェン・フー・テン(青雲亭)寺院がある。ビーチリゾートとして有名なペナンにも、極楽寺や蛇寺という、名前からしてインパクトのある寺院があるが、いずれも柱や屋根や内装などに赤色がちりばめられ、地元の人ばかりでなく、観光客をもひきつけてやまない。 私達にとって赤のイメージとは、危険や注意を表す色か、はたまた情熱的で熱い色か。しかし、色のもつ力は未知数。環境や心境や思い出などによって、そのイメージは様々に変わる。今まで感じたことのなかった優しい赤、切ない赤も、この「Going Home」の中に見つけられるかもしれない。 マレーシアの写真が見られます。 http://www.tourismmalaysia.or.jp/region/malacca/ プログラムAI-Bより… 上映:8月6日(日)10:00〜
 ● Tanaka / 田中 監督:Clayton Jacobson オーストラリア・日本 / コメディ / 2002 / ‘23”30 叔父が海の向こうオーストラリアで亡くなった主人公、田中さん。 葬式のためオーストラリアに行く。 行ったはいいが何かがおかしい… 実は叔父は… 知ってしまった田中さんがとる行動とは… 果たしてそれでよいものか… それはそれでいいのかも…笑 ----------------------------------------------- 『That's コメディ!』 題名こそ「田中」ですけど 実は叔父さんの奥さんもいい味出してます!! 特に、メガネが厚いし熱いです。 メガネに厚みがあります。そして熱い。 メガネが厚いのはワザとなんかな…それとも元々?? とりあえず真剣な話の場面も 厚いメガネでどことなく和らぎます。 いちいち「メガネ厚っ!!目がでかっ!!」 ってツッコミをいれることができます。 いつでもツッコミを入れることができる アイテムがあることはコメディとしては必須だと思います。 メガネ的アプローチからいけば このオーストラリアの役者さんはナイスキャスティング!! そして話自体もありえない話ではないので それもまたよし。(メガネしかり…) 話は大体先読みできます。 先読みがしやすいほうが個人的には好きです。 自分が予想した通りに話が進むだけでウハウハ♪ あとエンドクレジットの間にオチが流れるんで 見逃さないようにしてください。 登場人物達が真剣だからこそ笑える。ベタだけど。。 ショートフィルムのよさっていうのは どこにでもありえる感じが普通の映画より感じることが できることかなぁなんて思ったりもしました。 つまり親近感。 そんなかんじの映画です。 あとラストにツッコもう。 「なぜ田中さんは英語がしゃべれるの??」 しゃべれなかったら話進まんけど。。 でもそーいうくだらないことツッコむことが 私の幸せだったりもします。 プログラムN-Cより… 上映:8月4日(金)21:00〜
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